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ホーチミン市を中心にベトナムの歴史や町の様子をお送りします。
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“Y” Bridget
  ”Y” Bridget
ホーチミン市8区

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1950年の “Y” Bridge

フランス植民地時代の末期に建築されたチョロンの
“Y”Bridgeはインドシナ戦争、ベトナム戦争での重要
な攻防戦の場所でもありました。

1936年頃
フランスはベンゲ運河の対岸に新しい屠殺場を建設
しようとしていたのでベンゲ運河に橋をかけようと考えて
いました。
橋の建設はベンゲ運河の混雑緩和にも役立つと考えて
いました。

1938年
コーチシナ当局は橋建設のため400000ピアストルの
予算計上をしました。

1939年
コーチシナ総督の Bréviéは将来の食肉処理場の
ため、“Y“ Bridge 建設の礎石を置きます。

1941年8月20日
1940年の日本軍のベトナム進出により建設作業は
一時中断しましたが、作業は再開され完成します。
長さ90m、幅8mの“Y Bridge”完成には鉄8900トン
とコンクリート4000m3が必要でした。

フランスのヴィシー政府はプレスリリースで述べています。
「困難な状況にもかかわらず、この橋の完成は将来の
チョロン地区の開発に役立つ象徴的な出来事だ。」

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1940年代の“Y” Bridge

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1952年の“Y” Bridge地図

しかし、この辺りは1920年から泥棒と無法者が横行す
る所で、1940年代には恐喝、誘拐、海賊行為を繰り
返すヤクザ集団ビンスエンの本拠地となっていました。

1945年
第二次世界大戦後、ビンスエンは強力な軍事的、政治
的勢力として登場するようになり、 9月24日から10月
までベトミンと同盟し、再侵略を企てるフランス軍に激しく
抵抗しました。

1947年以降
第1次インドシナ戦争が始まるとビンスエンはお金と引き
換えにフランス軍に軍事的支援を提供します。

1954年以降
ビンスエンはフランスがインドシナ戦争で敗退すると、
今度はベトナム国に賭博、売春、アヘン密売活動を
黙認させるのと引き換えにバオダイ政権に協力します。
この頃のサイゴンの町は警察よりもビンスエンが取り締ま
っていました。

1955年
4月28日~5月3日
アメリカの支援によってゴジンジェムが大統領に就任する
と、サイゴン市を解放する為、ビンスエンの掃討作戦を
決議、開始します。

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4月28日 レフォンフォン高校に立てこもっている
ビンスエンを攻撃する南ベトナム共和国軍

そしてベトナム共和国国軍はビンスエンのサイゴンへの
流入を防ぐため彼らの根拠地であるビンロンの町の掃射
作戦を開始します。
ビンスエンの首領Le Van Sangは新興宗教ホアダオ教
とカオダイ教の軍隊を味方につけて抗戦します。

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“Y” Bridgeの上で眠るビンスエン部隊

この戦いは「サイゴンの戦い」と呼ばれ、ビンスエンは
国軍には敵わずサイゴンの町から表向きは姿を消しま
すが、その子孫は現在でも地下活動を行っています。

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ビンスエン追放でサイゴン市民に感謝される
南ベトナムの兵士

5月7日
カオダイ教軍はリーダーのグエンタンフン(Nguyen
Thanh Phuong)がベトナム共和国軍に投降し、
以降はバオダイ追放に協力します。

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グエンタンフン

1968年5月7日
“Y”Bridgeは修復されていましたが、ベトコンのミニテト
攻撃(12月のテト攻勢の前哨戦)よって再び戦場になり
ますが橋は無傷でした。

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“Y”Bridge方面に避難してくるサイゴン市民

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1968年の“Y”Bridge

2007年
その後、1992年に”Y”Bridgeは改装されましたが、
2007年には東西高速道路の建設に伴い、古い橋
が取り壊され新築され、現在に至っています。

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現在の“Y”Bridge>
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